
SUBWAYの店員に対して,自分の理想とする
サンドイッチのアレンジを,妥協なく, 正確に
伝えられる人が, どれだけいるのだろうか。
SUBWAYを利用するとき,いつも私は野菜と
ローストビーフをコンビにしたスタンダードな
サンドイッチを食べたいと思っている。
だけど,レジカウンターの列を進んでるうちに,
ターキーや, エビやスモークサーモンや, ほかの
メニューに魅了されて,レジの店員から注文を
尋ねられる段階になって,餌をさがすワンコの
顔になっている。
列に並ぶ行為は,後ろの人に対して責任を負う。
レジの前まで来て注文に迷うことは許されない。
SUBWAYのレジで店員に 「 ご注文どうぞ!」と
言われると結局, 「 ローストビーフを, お任せで 」
と答えてしまう。
ほんとはトッピングの具材とか,オプションの
ソースとかも,いろいろ試したいのだが. . あと
いつもコーンチャウダーを買い忘れる。 隣りの
テーブルで, エビと季節野菜のサンドイッチとか
食べてる人を見ると, 負けた感がこみあげてくる。
そこで私はSUBWAYのホームページをよく見て,
サンドイッチのメニューとアレンジなどを予習し,
レジで店員と勝負する日に備えた。
そして当日。私は敢然とSUBWAYのドアを開けた。
ブレッドは 「セサミ」, トッピングは 「アボガド」,
ドレッシングは 「オイル&ビネガー」で, オニオン,
オリーブを多めにチョイス。パーフェクトだ。
後ろに若い女性が並ぶ。 ブレッドは 「セサミ」で
トッピングは 「アボガド」でいい。ドレッシングは. .
アレか? 「バルサミコソース」がいいのかな. . ?
後ろに若い女性,さらに男性2人が並んだ。レジの
店員が 「 ご注文をどうぞ!」と言う。あの. . えーと. .
「 ローストビーフを,お任せで 」
はい, 俺の負けー